特殊工具なしでも作業出来る”スパークプラグ交換のやり方”【GDB F/G型】

GDB作業一覧
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インプレッサ(GDB F/G型)のスパークプラグ交換を自分でやってみたいんだけどやり方がよく分からない。

このように悩んだ経験はありませんか?

特に現在この記事を見ているということは、自分でもできるようになりたいと思う方も少なくないでしょう。

しかしいざ交換となっても、『どこから手をつければいいのやら』と思いますよね。

かくいう私も初めてやった時は同じように感じました。

というのもインプレッサ(GDB)の場合、エンジンの構造上プラグが真上にある訳でないのである程度パーツを取り外さないとたどり着くことができません。

『プラグってどこにあるの?どこを外せばたどり着くの…』と言った感じで苦労した経験があります。

ただこれはあくまでやり方を知らない場合の話。

事前に手順(流れ)を把握しておく事で、取り外して交換までの作業がスムーズにできるようになります。

慣れれば15分程度で交換も出来るようになるので、これから自分で出来るようになりたい方は最後まで読んでみてください。

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プラグ交換(バッテリー側)

それではさっそく交換手順を見ていきましょう。

今回交換するインプレッサのプラグは横左右に2本づつなので、

・バッテリー側
・エアクリーナー側

2か所を順番に解説していきます。

ちなみに今回使う工具とパーツは以下のもの。

バッテリーを取り外す

まず初めにバッテリーを取り外す事
から始めましょう。

GDBは水平対向エンジンの構造上、真横にプラグがハマっているので、バッテリーを取り外さないと交換をすることができません。

イグニッションコイルを取り外す

バッテリーが外せたらイグニッション
コイルの取り外しです。

イグニッションコイルは、横の赤丸のボルト(12mm)を外す事で簡単に引き抜けます。

12mmのソケット(ショートタイプ)を使ってボルトを外す⇒イグニッションコイルを手前に引き抜く順でOKです。

ちなみに、イグニッションコイルは手前は
比較的引き抜きやすいですが…

奥側はクリアランス(幅)の問題で間隔が狭くなっているので、外す時には注意しましょう。

プラグソケットを準備してプラグを取り外す

イグニッションコイルが外せたら
次はスパークプラグです。

プラグは専用の工具(プラグソケット)を
使って外しましょう。

・サイズは16mm
・エクステンションバーとの組み合わせです。
※エクステンションバーは幅の問題でできる限り短めなものを選びましょう。

プラグソケットにエクステンションバーを繋げた状態で穴に差し込み、ラチェットハンドルをセットして緩めましょう。

これって先にラチェットハンドルつけちゃダメなの?

クリアランスの問題で、先にラチェットハンドルをつけるとはめ込めなくなるんだよね(汗)

そのため、まずはプラグソケットとエクステンションバーのみを差し込み、その後にラチェットハンドルを組み付けましょう。

外す場合には左方向(反時計回り)に回す
ことで外すことが出来ます。

新品のプラグを準備する

手前と奥の2箇所のプラグを外すことが出来たら、新品プラグを取り出しましょう。

今回使うのはイリジウムマックス
(IRIDIUMMAX )プラグ。

インプレッサ(GDB G型)に適合するのはBKR7EIX-Pとなります。

ちなみに調べた限りでは、GDBのH12.10~H19.6であれば適合するようです。

つまりは丸目〜鷹目ですね。

新品プラグを差し込む

準備が出来たら、プラグソケットにプラグをはめ込んだ状態でプラグホールに差し込みましょう。

おすすめは、プラグソケットとエクステンションバーの状態で差し込んである程度手で締めこんでおくこと!

先に締め込むことで、ラチェットハンドルで
締める時に回しやすくなります。

イグニッションコイルを差し込んでボルトで固定

プラグの取り付けが出来たら、イグニッションコイルを差し込んでボルトで固定していきましょう。

やり方は外した時と逆の手順です。

イグニッションコイルをはめ込む⇒ボルトで固定する。

ボルト径は12なので12mmのソケットで時計回りに回しましょう。

プラグ交換(エアクリーナー側)

エアクリーナーを取り外す

次はエアクリーナー側のプラグとなります。

みての通り左側はエアクリーナーの真下なので、初めにエアクリーナーを外すことから始めましょう。

※インタークーラーが前置きになっている場合は、配管も外す必要が出てくるのでその時の状況に応じて取り外しましょう。

イグニッションコイルを外す

取り外しが出来たらイグニッションコイルが見えるので、そのまま外していきましょう。

数は右側同様に2つあるので順番に引き
抜いていくといいでしょう。

スパークプラグを取り外す

イグニッションコイルが抜けたら後は
プラグの取り外しとなります。

ソケット径は同様に16mm。

右側に比べると幅が広いので比較的
作業がしやすくなっています。

新品のプラグに取り換える

手前と奥の2箇所のプラグを外すことが出来たら、新品プラグを取り出しましょう。

今回使うのは同様にイリジウムマックス
(IRIDIUMMAX )プラグ。

プラグを差し込んで締め付ける

準備が出来たら、プラグソケットにプラグをはめ込んだ状態でプラグホールに差し込みましょう。

おすすめは、プラグソケットとエクステンションバーの状態で差し込んである程度手で締めこんでおくこと。

先に締め込むことで、ラチェットハンドルで
締める時に回しやすくなります。

イグニッションコイルを差し込んで固定

プラグの取り付けが出来たら、イグニッションコイルを差し込んでボルトで固定していきましょう。

やり方は外した時と逆の手順です。

イグニッションコイルをはめ込む⇒ボルトで固定する。

ボルト径は12なので12mmの
ソケットで時計回りに回しましょう。

取り外したエアクリーナーやバッテリーを戻して完了

後は取り外したエアクリーナーや
バッテリーを戻して完了となります。

GDBのような水平対向エンジンは、特性上他の車に比べて作業性が悪い面もありますが…

やり方自体は他と同じなので、この機会に覚えて自分でもできるようにしてみましょう。

交換後にやっておくといい事

最後は交換後にやっておくといい
ことになります。

エンジン始動

まずはエンジン始動です。

交換後にエンジンが掛かるか
どうかを必ず確認しましょう。

この時点で無事に掛かれば問題は無いです

逆にかかりそうでかからない場合は、イグニッションコイルの交換も必要になる場合があります。

イグニッションコイルはプラグで放電するための
高電圧を作り出す変圧器なので…

コイルが故障した場合はエンジンがかかりません。

そのため、プラグを変えても効果がない場合はコイルも一緒に変えてみるといいでしょう。

ちなみにイグニッションコイルは、値段がピンキリでGDBの場合は4本必要になるので、車に合わせて選びましょう。

試走行後に一度エンジンを切って時間をおいて再始動

もうひとつは試走行後に一度エンジンを切って時間をおいて再始動することです。

1度エンジンがかかっても、その後も必ず
かかるという保証はありません。

特に中古品に交換した場合。

状態次第でまた掛からなくなる事もあるので、確認としてある程度試走行をする。

その後エンジンを切ってしばらく放置する。

また時間を置いてエンジンをかけて
確認する作業をしてみましょう。

確認後も問題なく動くようなら正常で
あるということになります。

一見すると面倒ではありますが、交換後にも確認をする事でその後も安全に走れる結果となります。

なので、【取り付けができたから終わりでいいや】。

ではなく、必ずその後の確認もして走行できる状態を維持するようにしましょう。

記事のまとめ

以上、GDBのスパークプラグの交換手順を紹介しました。

今回のおさらいです。

【プラグ交換(バッテリー側)】
①バッテリーを取り外す
②イグニッションコイルを取り外す
⓷プラグソケットを準備してプラグを取り外す
④新品のプラグを準備する
⑤新品プラグを差し込む
⑥イグニッションコイルを差し込んでボルトで固定

【プラグ交換(エアクリーナー側)】
①エアクリーナーを取り外す
②イグニッションコイルを外す
⓷スパークプラグを取り外す
④新品のプラグに取り換える
⑤プラグを差し込んで締め付ける
⑥イグニッションコイルを差し込んで固定
⑦取り外したエアクリーナーやバッテリーを戻して完了
交換後にやっておくといい事
エンジン始動
試走行後に一度エンジンを切って時間をおいて再始動

スパークプラグはエンジン始動において必要不可欠なパーツで、時期によって交換が必要になる部品です。

交換を怠る=エンジンがかからなくなる危険性もあります。

そのため早めの交換を心がけましょう。

ちなみに交換ってどのくらいを目安にすればいいの?

最低でも2~3万キロを目安だね。社外品の場合だと10万キロなんてものもあるけど、車の状態次第で変わるから出来る限り早めの交換がおすすめだね。

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たとえば、今回交換したGDBなら距離が【16万8415㎞】なので…

次回交換するなら18~19万8415㎞を目安に交換となります。

 

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