今回ご紹介するのは、【純正HIDバルブ交換のやり方】について。
純正HIDバルブは名前の通り純正でHIDを使っているバルブの事で、一般的なバルブ同様に寿命が来た際に交換が必要となります。
寿命が来ても放置する=バルブが元で違反になる危険性も。
そのため、やり方を覚えて早めの交換がおすすめとなります。
ヘッドライトバルブに交換するまでの手順
それではさっそく交換する手順について見ていきましょう。
※今回はバンパーの取り外しやヘッドライト本体の取り外しはいらないので、特に工具は必要ありません。そのため交換用のバルブがあればOKです。
流れとしては
STEP2:ボンネットを開いて固定しよう
STEP3:ライトの防水カバーを外そう
STEP4:ソケット(イグナイター)を取り外す
STEP5:バルブ固定用の金具(ピン)を外す
STEP6:新しいバルブと交換する
STEP7:バルブを取り付ける
STEP8:ソケット(イグナイター)を取り付ける
STEP9:防水カバーを取り付けて作業完了
STEP1:ボンネットレバーをひく
まず初めにボンネットレバー(オープナー)をひく事から始めましょう。
車のボンネットを開けるマークがついた箇所。手前にひく事で簡単にボンネットが開きます。
STEP2:ボンネットを開いて固定しよう
ボンネットを開けたら矢印の棒を使って固定していきましょう。
差し込む位置は赤〇の箇所。
STEP3:ライトの防水カバーを外そう
ここではライトの防水カバーを外していきます。
カバーは反時計回りに回すだけ。回しつつフリーになったら手前に引っ張る事で簡単に外れます。
STEP4:ソケット(イグナイター)を取り外す
防水カバーの後はソケット(イグナイター)を取り外していきましょう。
ソケット(イグナイター)は銀色の部分で、
反時計回りに回すことで簡単に引き抜けます。
※通常のバルブと違い純正HIDにはイグナイターがあるので必ず先に外しましょう。
STEP5:バルブ固定用の金具(ピン)を外す
ソケットの後はバルブ固定用の金具(ピン)を外していきます。
外し方は簡単で、矢印の箇所を手前に押し込むだけ。押し込むことで金具(ピン)がフリー状態になります。
STEP6:新しいバルブと交換する
取り外す事が出来たら新しいバルブと交換しましょう。
今回はバラストまで変える必要はない
のでバルブのみで大丈夫です。
ちなみに純正交換の場合は【D2S】バルブ。
STEP7:バルブを取り付ける
手順は取り外しの逆。
STEP8:ソケット(イグナイター)を取り付ける
バルブの固定が出来たらソケット(イグナイター)を取り付けていきましょう。
ソケット(イグナイター)は斜めの状態から
差し込み時計回りに回す事で固定ができます。
ちなみにわかりやすくした場合が上記画像です。
正面から見た時に横向きになっていれば固定されたことになります。
STEP9:防水カバーを取り付けて作業完了
後は防水カバーを取り付けるだけ。
位置が決まっているのでうまくはめ込んで
時計回りに回して固定しましょう。
残りの反対のライトも同じように
一連の作業をして10分程度(片側5分程)で終わらせる事ができます。
取り付け後に確認する事項
ここからは取り付け後に確認する事項について。
夜間の視認性の確認
スイッチのON/OFFで点灯確認
1つ目はバルブの点灯確認です。
バルブを取り付けた後に実際に
点灯するかどうかを確認してみましょう。
この確認をする事で【初期不良】かどうかを見抜く事ができます。
新品と言えど必ずしも正常とは限らず、ごくまれに不良になっている場合があります。
そんな時に発見が早ければその分対処もすぐできますが…
確認しなかったことで、発見が遅れて
しばらく乗れなくなるという場合もあります。
そのため、バルブの点灯確認は交換後に必ずやるようにしましょう。
夜間の視認性の確認
2つ目は夜間の視認性の確認です。
今回のバルブに限らず夜間に乗る
なら必ずやってほしい事です。
視認性=夜間でも周囲が見えるかどうかなので、
視認性に問題があると事故になる原因の元です。
そのため、点灯確認だけに限らず夜間の
視認性の確認も忘れずやるようにしましょう。
記事のまとめ
以上、純正HIDバルブの交換の流れをお伝えしました。
作業の流れ
手順通りにやる事で純正HIDの交換は
自分でもできるようになります。
自分で出来る=その都度依頼する費用や
自分のタイミングで交換ができるようになります。
また、純正交換だけでなく純正パワーアップキットやLED化に交換する際にも役立つのでお勧めです。