ウインカーは右左折時。もしくはハザードの時に点灯させる灯火類の一つ。
常に点灯させるものではないので、バルブがすぐに切れるといったことはありませんが、あくまで消耗品という事でいずれ交換が必要となります。
そんなとき、自分で出来ない方はお店に依頼をすることになると思いますが…依頼するにしてもバルブ費用に加えて工賃や時間も制限されるので、自分の都合に合わせたい人には向きません。
※依頼した場合の目安は【オートバックスにウインカーバルブ交換を依頼”電球切れに掛かる費用と作業時間の目安”】を参考に。
かといっていざ作業をしようと車に向かっても、どれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。
ですが、難しいように見えるバルブ交換も手順通りにやれば5分程度(リアもやる場合は合計10分ほど)で完了できます。

特にこれから先、自分で出来るようになりたい方は参考にしてみてください。
※今回の記事以外にもウインカー(ハザード)の知識をつけたい。こんな方は【ウインカー(ハザード)の知識”よくある悩み(疑問)や解決策・作業まとめ”】でまとめているので参考にしてみてください。
ウインカーはただの飾りではない。下手にバルブ切れを放置すると違反になる
先ほども言ったように、ウインカーは右左折時に点滅させて曲がることを知らせる灯火類。別名で方向指示器ともいう。
本来は右左折時に点滅させる事で効果を発揮しますが、バルブ切れを起こす事でバルブが反応しなくなります。中には『自分がわかれば大丈夫』という方もいますが…
バルブ切れはそもそも【整備不良】という違反になるので下手に放置する事はおすすめしません。
※バルブ切れについては、【ウインカー(方向指示器)のバルブ切れは違反”ルールを破ると反則金や違反点数(減点)の対象”】を参考に。
それを防ぐ目的で早めのバルブ交換を推奨しますが、『普段はお店に任せて自分では交換したことがない。』こういった方も少なくはないでしょう。
確かに依頼すれば失敗のリスクを減らせるので自分で出来ない場合にはおすすめですが、費用面や時間などを考えると自分のタイミングで終わらせたい方にはあまりいい方法とは言えません。
逆に自分で交換ができるようになれば、費用を抑えて切れたタイミングで交換を終わらせることができます。
実際にウインカーバルブ交換のやり方を確認しよう
それでは実際にウインカーバルブの
交換のやり方について見ていきましょう。
フロントウインカーの交換方法
車内のレバーを引っ張りボンネットを開ける
フックをひっかけてボンネットを固定する
ウインカーのソケットを取り外す
ソケットからバルブ(ウインカー)を引き抜く
交換用のバルブを準備する
新しいバルブを装着して完了
ウインカーの位置を確認しよう
まず初めはウインカー位置の確認。ソリオMA37sのウインカーは赤丸の位置です。
薄っすらとアンバー色に見えるのがウインカー。
車内のレバーを引っ張りボンネットを開ける
位置の確認が出来たら、車内のレバーを
引っ張りボンネットを開けましょう。
ボンネットのレバーは運転席足元。マークが
ついているのでわかりやすい。
開けたい場合は手前に引っ張るだけ!
フックをひっかけてボンネットを固定する
ボンネットが開けられたらフックをひっかけて
ボンネットを固定していきましょう。
穴の位置は2つあるボルトの下側付近。
ウインカーのソケットを取り外す
ウインカーはそのままでは外れないので、
ソケットを外していきましょう。
ソケットは右側の画像。反時計回り(左回転)に回していきます。
半分ほど回せば固定穴から抜けるので、
そのまま手前に引っ張るように抜きましょう。
ソケットからバルブ(ウインカー)を引き抜く
ソケットが引き抜けたら、ソケットからバルブを外しましょう。
外す場合は①手前に引っ張るだけ。
ソリオのバルブはT20で爪で固定されている
だけなので、引っ張るだけで引き抜けます。
交換用のバルブを準備する
取り外しが出来たら交換のバルブを用意しましょう。
今回使うのは純正同等品のバルブ。ソリオの場合は色付きのバルブが使われているので、自分で探す場合は同じようなものがおすすめ。
個人的に社外品でおすすめなのはPIAA製。

新しいバルブを装着して完了
あとは外した時と逆の手順。
ソケット内部は爪になっているので、中にバルブを押し込むことで固定ができます。ソケットからレンズ間は爪の位置を合わせて固定。
例えば
・反時計回りは緩める方向
同じように反対側も交換してフロント側は完了です。
リアウインカー
テールレンズのボルトを緩める
レンズを外す
レンズからソケットを外す
新しいバルブに差し替える
ソケットをレンズに固定する
もう片側も同じ手順で交換してリアは完了
ウインカーの位置を確認する
フロント同様にまずはリアの
ウインカー位置を確認しましょう。
位置は矢印。下から二番目がウインカーとなります。
テールレンズのボルトを緩める
位置が確認出来たらテールレンズのボルトを外していきましょう。
レンズはボルト二本で固定。10mmのソケットを使って反時計回りに回して外しましょう。
2つがあれば今回は問題ありませんが、後々他にも作業をする前提なら工具セットで揃えておくとその都度準備する手間が省けます。

レンズを外す
ボルトが2本外せたら後は外側に引っ張るだけ。
内側はつめとクリップの3本で固定されて
いるだけなので、外側に引っ張る事で外せます。
※力任せに引っ張ると最悪レンズが割れるので、調整しながら外しましょう。
レンズからソケットを外す
レンズからソケットを外していきましょう。
やり方はフロントの時と同じ。
下から二番目のソケットを反時計回りに回して外します。
新しいバルブに差し替えてソケットをレンズに固定する
ソケットからバルブを引き抜き後に
新しいものと差し替えましょう。
使うのはフロントと同じ純正同等品のウインカー。
差し替えが出来たら逆の手順で
ソケットをレンズに固定。
レンズをボルト留めしてリアは完了
後はレンズをボルト留めしてリアは完了。レンズは上下のボルト2本留めでOK。
片側が終わったらもう片側も同じ
ように交換をしましょう。
お疲れ様でした。
フロント・リア共に出来れば作業は終了となります。
目安として
・リアウインカー10分程度
合計で15分程度あれば完了できます。
バルブの交換後は点灯確認をしよう
以上が交換までの一連の流れです。
ここからは交換後にやる点灯確認をしてみましょう。
点灯の有無を確認
交換後にまずやることは点灯確認の有無。
きちんと点灯するかどうかを見ましょう。
・左レバーで左ウインカーが点灯
確認をして問題がなければ大丈夫です。
明るさの比較
2つ目は明るさの比較。純正の白熱球と交換したバルブを見比べて明るさを比較します。
最低限
・爆光過ぎて眩しい
いずれかにならなければOKです。
もし点滅しない場合はバルブ切れやそれ以外が原因
この時もし反応しない場合には
・それ以外の関連パーツ
いずれかが原因となります。
バルブ切れは中古のバルブを選んだ際によくある事で、下手に中古品を購入するとはずれを引いて無駄になります。
また、バルブは正常なのに点滅しない場合にはほかの原因が考えられます。面倒だからと後回しにすれば違反になるので、【トラブル解決に役立つ”ウインカーがつかない4つの原因と対処方法”】を参考に早期解決をしてみてください。

まとめ
以上、ソリオのウインカーバルブの交換方法をご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
初めて交換する人にとっては『難しそう』と
思うかもしれませんが、手順通りにやれば交換も簡単です。
なので、もしこれから自分で交換をして
みたい方は手順通りに実践してみてください。

また今回のハロゲンバルブが交換できるようになれば、同じくLEDバルブの交換もできるようになるのでおすすめです。
よくある質問Q&A
Q.自分で交換した事がないのですが初めてでもできますか?
A. はい、交換は初めての方でもできます。
Q.バルブが切れたら交換しないとだめですか?
A. はい、ウインカーの場合は車検に通らなくなるので交換必須です。車検について知りたい場合は【車検に適合する車のウインカー基準(8つ)と落ちるパターン3選】を参考にしてみてください。
Q.交換するウインカーはピンクや緑など。好きな色でも大丈夫ですか?
A. 自己責任で取り付けるなら問題はありません。しかし、車検には適合しないので走行を続けた場合に違反となります。詳しくは【ウインカーの色に関する違反】を参考に。
Q.交換するウインカーは爆光にしても問題はありませんか?
A. 車検に通らない恐れがある為、あくまで自己責任となります。また、爆光過ぎると違反にもなるので注意が必要。詳しくは【ウインカーに関する違反】を参考に。