オイル交換を自分でしてみたいんだけどやり方がよく分からない。
このように悩んだ経験はありませんか?
一般的にオイル交換と言えば、古いオイルを
抜いて新しく入れ替える作業。
慣れた方なら5〜10分程度で終わる内容ですが、自分でやったことがないと
・新しいオイルはどこから入れれば?
と言ったように不安に思うこともあるでしょう。
かと言ってお店に依頼するにしても、その都度で費用や工賃がかかるため積み重ねると結構な値段に…
※費用については、目安として以下でまとめているので参考に。
ですが、正しい手順と必要なパーツを揃えることで自分でも交換はできるようになります。
今回の記事では、『自分でも交換ができるようになりたい。』こんな方向けに順を追ってお伝えしていきます。
オイル交換のやり方
それではオイル交換のやり方を見ていきましょう。
交換の流れは
左右にジャッキスタンドをセットしよう
オイルパン下にオイルの受け皿等を置こう
オイルパンのドレインボルトを緩めよう
ボルトを外してオイルを抜こう
外したドレインボルトのオイルを拭き取る
抜けきったらボルトをはめ込み締めつけよう
パーツクリーナーでオイルパン周りのオイルを取る
ジャッキスタンドを外してジャッキで下げよう
フィラーキャップを開けてオイルを補充して完了
※今回は交換がメインとなるので、もし必要なパーツも一緒に知りたい。こんな方は以下記事を参考にしてみてください。
ジャッキで車体を上げよう
まず初めにジャッキで車体を上げていきましょう。
ジャッキで上げる位置はバンパー裏のフレーム部分。車種によっては上げる専用の箇所もあるので、その時に応じて対処しましょう。
左右にジャッキスタンドをセットしよう
ジャッキを上げた後は左右にジャッキスタンドをセットしましょう。
ジャッキスタンドは画像のように取り
付ける事で車体を支える物。
ジャッキスタンドをセットする事でジャッキ
をどけても下がらなくなります。
正しい使い方に関しては、以下でまとめているので参考にしてみましょう。
オイルパン下にオイルの受け皿等を置こう
オイルパン下にオイルの受け皿等を置いておこう。
今回はそのままオイルを染みこませて
吸収させるのでゴミ袋+新聞紙で代用します。
別の方法ならオイルポイパックを活用するのもおすすめです。
オイルポイパックはオイルを箱のまま処理ができるというもので、箱の中に必要なものをセットする事でそのままオイル交換ができます。
特に、一から必要なものを揃えるのが面倒な方に最適です。
オイルパンのドレインボルトを緩めよう
上皿(今回はゴミ袋)が準備出来たらオイル
パンのドレインボルトを緩めていこう。
必要な物は17のソケット+ラチェットハンドル。もしくはメガネレンチ(17)いずれかを使って緩めましょう。
近年では工具セットもあるので、一から揃えるのが面倒な方はセット物を購入しておくのもおすすめです。
ボルトを外してオイルを抜こう
ボルトが外れたらオイルを抜いていこう。
やり方としては、初めにラチェットハンドルを使ってボルトをある程度緩める。ある程度緩められたら手で緩めて外す。
外したドレインボルトのオイルを拭き取る
ドレインボルトが外せたらオイルを拭き取っていきましょう。
拭き取った後は、ドレインボルトのワッシャーを新品と取り換えましょう。
ちなみに参考として、パーツクリーナーやウエス、ワッシャーが気になる方は以下から確認できます。
抜けきったらボルトをはめ込み締めつけよう
オイルが抜けきったらボルトをはめ込んでいきましょう。
初めは手で軽く締めるところから。
ある程度締め終わったら、ラチェット
ハンドルを使って締め付けていきましょう。
パーツクリーナーでオイルパン周りのオイルを取る
締め付け後はパーツクリーナーでオイルパン
周りのオイルを取りましょう。
ジャッキスタンドを外してジャッキで下げよう
拭き取り後はジャッキスタンドを外して
ジャッキで車体を下げましょう。
フィラーキャップを開けてオイルを補充して完了
最後はフィラーキャップを開けてオイルを補充して完了となります。
手順としては
②オイルジョッキにオイルを入れる。
③オイルジョッキのオイルを入れて補充
オイルジョッキがない場合はどうすればいいの?
そんな時はペットボトルを加工したもので代用ができるね。
画像のように上半分をカットした状態で、
口の部分を下にしてセットするだけ。
後はペットボトルを押さえながらオイル
缶のオイルを補充するだけです。
ちなみに、オイル缶の開け方や捨て方がわからない場合は以下でまとめているので参考にしてみましょう。
オイル交換後にやる事
合わせてオイル交換後にやる事です。
オイル交換をして終わりでもいいですが、その後の事項を確認しておくことで今後のトラブルを防ぐきっかけとなります。
オイルレベルゲージで量を確認しよう
まずオイル交換後は、オイルレベルゲージで量を確認してみましょう。
オイルレベルゲージはフィラーキャップの横に
あるもので、現在のオイルの量がわかるもの。
ゲージを抜いた時にどのくらいの量があるかわかる事で、補充の調整ができます。
見方や適正な量に関しては、以下でまとめているので合わせて参考にしてみましょう。
オイル漏れや走行時の温度を確認しよう
後はオイル漏れや走行時の温度を確認するだけ。
最初はエンジンを5分ほどかけてオイルパン
からの漏れを確認しましょう。
漏れがなければ実際に走行して温度の確認です。
適正温度としては95℃以下。
最後に確認したい!オイル交換で注意すること⚠️
このように手順通りにやればオイル交換は簡単に出来ますが…
交換する上で注意する点がいくつかあるので、最後に合わせてご紹介していきます。
オイル交換は必ず目安の時期内に
1つ目はオイル交換は必ず目安の時期内にする事。
例えば今回交換したのが170538㎞。
前回の交換時期が165000㎞程なので、だいたい
5000㎞を目安に交換がおすすめです。
たまに1万、2万㎞と距離が進んでから交換する方もいますが…
そのため、交換する場合には必ず期間内で交換をおすすめします。
エンジンをかける場合はフィラーキャップを閉める
2つ目エンジンをかける場合はフィラーキャップを閉める事。
フィラーキャップを開けたままエンジンをかけると、オイルが上に上がってくるのでエンジンルームがオイルまみれになります。
そのため、必ずフィラーキャップを締めた
状態でエンジン始動をしましょう。
レベルゲージで量を確認する
3つ目レベルゲージで量を確認する事。
上記でも言ったように、交換後には必ず
レベルゲージで量を確認しましょう。
ゲージで量がわかるので、少なすぎる多すぎるといったことがわかります。
そのため、オイル補充のきっかけにもなります。
このように交換の際にはいくつか注意して交換を
することで、今後も安全に交換をする事ができます。
記事のまとめ
以上、オイル交換のやり方をご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
左右にジャッキスタンドをセットしよう
オイルパン下にオイルの受け皿等を置こう
オイルパンのドレインボルトを緩めよう
ボルトを外してオイルを抜こう
外したドレインボルトのオイルを拭き取る
抜けきったらボルトをはめ込み締めつけよう
パーツクリーナーでオイルパン周りのオイルを取る
ジャッキスタンドを外してジャッキで下げよう
フィラーキャップを開けてオイルを補充して完了
オイル漏れや走行時の温度を確認しよう
オイルは車にあったものを
エンジンをかける場合はフィラーキャップを閉める
レベルゲージで量を確認する
車体を上げている間はジャッキスタンドで固定する
今回のやり方を実践すれば自分でも簡単に出来るので、これから先オイル交換に挑戦してみたい方は参考にしてみましょう。