数日前からちらほらと点灯し始めたエンジンチェックランプ。
初期では消えたりする事はあったものの、
最近では点灯したままになる事も。
距離も17万km越えと怪しくなったり、症状を絞っていった結果ある程度の原因がわかってきました。
その原因の一つとして考えられるのはO2センサー。
劣化する事でコンピューター上で故障と判断
されてエンジンチェックランプが点灯する事があります。
最初は点灯を繰り返すだけですが…
また、警告灯(エンジンチェックランプ)が点灯する事で車検にも影響するので早めの交換がおすすめとなります。
そこで今回の記事では、DIY(自分)でもできる
O2センサーの交換手順を解説していきます。
記事を最後まで読む事で、これから先のO2センサー交換を自分で出来るようになります。
今回使うO2センサーについて
使うのはDENSO製O2センサー
まず今回使うのはDENSO製O2センサー。
値段は2万円前後と高めな設定ですが…
純正のカプラーにポン付けで使える事で、
購入後に配線加工をする必要がありません。
また、安心の日本製なので品質ともに安全です。
中には交互性の安いタイプもあるが…
中には交互性の安いタイプもありますが…
・症状が改善されない
などの不具合もあります。
例えば①のO2センサー。5000円ほどで購入ができますが…
コネクター形状が違うのでGDBには取り付けができません。
逆に②は1万円ほどですが…
形状が同じなので取り付けはできるものの、車の状態によって後々トラブルが再発する危険があります。
そのため、安いものや適当に選ぶのはやめましょう。
取り付け前の注意点
続いて取り付け前の注意点について。
O2センサーは2箇所あるので事前に知る事が大切
O2センサーは2箇所あるので事前に知る事が大切ということ。
GDBのO2センサーには
・下側(フロントパイプ周辺)
2箇所が存在します。
2つある事でお互いに交互性はなく、適当に選ぶとコネクターの取り付けが出来なくなります。
例えば上側用を下側に。下側用を上側にということはできません。
なので、交換をする前に事前に合うか
どうかを確認することが大切となります。
ちなみに選ぶ場合は品番で探すとおすすめです。
値段で選ぶと後々トラブルのもとに…
ただ、品番が同じという事で値段で選ぶと後々トラブルのもとになることもあります。
特に○○交互品など。
カプラー形状が同じなので当然
取り付けは出来ますが…
その後にトラブルが起きる危険性があります。
例えば調べていく中でよく見かけたのが
ノーブランド品の11,770円のO2センサー。
品番も同じなので取り付けは出来ますが…
・始動時のハンチングが起きる
・走行中エンストが頻繁に起きるなど。
その時は大丈夫でもトラブルが多々起こることもあります。
そのため値段だけではなく、本当に取り付け後も安全なのかを一緒に考えて置く必要があります。
もし、その点も含めて心配なら純正品やDENSOのO2センサーを選ぶといいでしょう。
実際にO2センサーを交換してみよう!
ここまで確認が出来たら実際にO2
センサーを交換してみましょう。
STEP1:必要なパーツを準備しよう
まず必要なパーツを準備する事から始めましょう。
今回は替えのO2センサーと専用工具があれば大丈夫です。
・O2センサーソケット (22mm 差込角9.5mm)
・ラチェットハンドル(差込み角9.5mm)
・ソケットorめがねレンチ(10mm)
O2センサーソケットはO2センサーを
取り外すための専用工具。
ラチェットハンドルはセンサー
ソケットに差し込むための工具。
ソケットorめがねレンチ(10mm)はタービンの遮熱板を取り外すために必要となります。
工具を一から揃えるのが面倒な人は、O2センサーソケット+工具セットで揃えると後々の作業にも役立てる事ができます。
STEP2:作業の邪魔になるパーツを取り外そう
準備が出来たら作業の邪魔になる
パーツを取り外していきましょう。
私のGDBは前置き化されているので
途中の配管を外すだけで済みますが…
純正の場合はインタークーラー本体が邪魔に
なるので事前に取り外しましょう。
STEP3:タービンの遮熱版を取り外そう
インタークーラーが取り外せたら、タービンの遮熱版を取り外していきます。
遮熱板はボルト4箇所で留められているだけなので、めがねレンチまたはソケット10mmを使って外していきましょう。
その際に、ボルトが劣化しすぎていると途中で舐め切る危険があるので…
STEP4:専用工具を使ってO2センサーを取り外そう
遮熱板の後はO2センサーの取り外しです。
専用工具(O2センサーソケット)を使って、センサーの配線をちぎらないように外していきましょう。
ソケットはGDBの場合22mmがぴったりなサイズ。
今回使うソケットが差込角9.5mmなので、ラチェットハンドルも同じ差込角9.5mmの物を使います。
セット後は反時計回りに回して緩めていきましょう。
最初は硬い状態ですが、徐々に緩める事で取り外しができます。
そしてこちらが取り外し後のO2センサーです。
右の新品と比べても一目瞭然で蓄積された汚れや
劣化によって真っ黒になっているのがわかります。
今回は距離も17万㎞を超えているのでそのまま新品に交換します。
STEP5:新しいO2センサーを準備しよう
センサーが外せたら新しいO2センサーに
取り換えていきましょう。
今回使うのは先にも言ったように
DENSO製O2センサー(22641AA191) 。
安心の日本製なので、社外品とは
いえ品質についても安心です。
入れ物から出したらさあ取り付けを…
と言いたいところですが、今回はグリスが
付属されているので先にネジ山に塗っておきましょう。
いわゆるカッパーグリスと言う物。
カッパーグリスって何?
銅やグラファイトをグリースに混ぜた焼付き防止剤の事だね。
STEP6:新しいO2センサーを取り付けていこう
カッパーグリスが塗れたらセンサーを取り付けていきます。
初めは手で軽く締め付けるところから。時計回りに回していき、ある程度締め付けが出来たらO2センサーソケットを使って増し締めをしていきましょう。
組み付ける時は時計回りに回して固定。
緩すぎても振動で外れやすくなるので、
組み付ける場合はしっかり締め付けましょう。
STEP7:センサーのカプラーをつなげよう
取り付けが出来たらセンサーの
カプラーをつなげていきましょう。
やり方は簡単で向きに合わせてつなぐだけです。
STEP8:取り外したパーツを元に戻して取り付けは完了
あとは取り外したパーツを元に戻して
取り付けは完了となります。
私の場合は遮熱版とインタークーラー用の
パイプなので順に取り付けて完了です。
取り付け後はエンジンを始動して
警告灯の確認するのも忘れずに。
交換後にやっておく事
このように手順通りにやれば作業は終了となりますが、そのままでは安心出来ないので交換後にやっておく事についても目を通しておきましょう。
実際に走行して警告灯が点かないか確認する
まず実際に走行して警告灯が点かないか確認すること。
エンジンをかけて点かないからと言って
安心するのはまだ早いです。
その後に点く可能性もあるので必ず
走行して確認しましょう。
走行に支障が出ないかどうかを確認する
また、走行に支障が出ないかどうかを確認
することも忘れないようにしましょう。
特に中古のO2センサーを買った場合に起こることですが…
・始動時のハンチングが起きる
・走行中エンストが頻繁に起きるなど。
状態に応じてトラブルが起こる危険性があります。
そのため、交換して終わりでなくその後のトラブルが起きないかどうかにも目を通しておきましょう。
なお、おすすめとしては中古ではなく新品交換です。
中古を選んでも一時的で、結局は長く持たないのでもし交換するなら新品を選ぶようにしましょう。
正しいやり方や車に合ったO2センサーを選んで作業をしよう
以上、O2センサーの交換のやり方を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
中には交互性の安いタイプもあるが…
値段で選ぶと後々トラブルのもとに…
STEP2:作業の邪魔になるパーツを取り外そう
STEP3:タービンの遮熱版を取り外そう
STEP4:専用工具を使ってO2センサーを取り外そう
STEP5:新しいO2センサーを準備しよう
STEP6:新しいO2センサーを取り付けていこう
STEP7:センサーのカプラーをつなげよう
STEP8:取り外したパーツを元に戻して取り付けは完了
走行に支障が出ないかどうかを確認する
今回のように作業ができる事で、お店に依頼する必要がないため費用や時間を抑える事ができます。また、自分の車でなった時に迅速なトラブル回避ができます。
作業に合った工具やパーツを揃える事で交換が
出来るので、今後の為に知識を付けておきましょう。