GDBのオルタネーターがそろそろ怪しいから交換を考えているんだけど。どうやって交換すればいいのかな。
このような悩みはありませんか?
一般的にオルタネーターと言うのは電気を
ためておく発電機の役割を持ったパーツ。
バッテリーだけでは消費するだけの電気をオルタネーターで発電する事によって、通常の走行を可能にしています。
ですがオルタネーターも消耗品と言う事で、
距離の経過と共に劣化でいずれ使えなくなります。
それを防ぐ為に早めの交換がおすすめとなる訳ですが…
いざ交換となった場合
・自分でやって失敗するのが怖い
等の理由から中々実践できずに躊躇する事が多いでしょう。
かといってお店に依頼すると交換費用(工賃含む)に加えて時間も拘束されるため、自分の都合に合わせてと言うのも中々難しい所です。
※費用については以下を参考にしてみてください。
ですが、ちょっとした知識を付ける事で自分でも交換が出来るようになります。
誰でも初めはできないのは当たり前。知識を得た上で
実践するかどうかで変わります。
今回はそんなオルタネーター交換のやり方を順を追ってお伝えしていきます。交換自体そこまで難しくはないので、15~30分程度で完了します。
オルタネーター交換のやり方
それではさっそくオルタネーター
交換のやり方を見ていきましょう。
手順としては以下の通り。
バッテリーのマイナスを外す
カバーを外す
オルタネーターの端子とボルトを外す
オルタネーター本体のボルトを外す
オルタネーターをリビルト品と入れ替えて交換
交換に必要なパーツを用意する
まず交換に必要なパーツを用意するところから。
・ラチェットハンドル+ソケット
GDB用オルタネーター
今回交換に使用するリビルトの
オルタネーターになります。
品番は以下の2種類です。
②【23700AA540】
なんで②種類もあるの?
違いは容量。どちらもGDB用なのは変わらないけど、①が70A。②が90Aになっているね。
①の【23700AA420】は70A。主にGDBのA~E型が当てはまります。逆に②の【23700AA540】はGDBのF型とG型。
※①の型式で②を使うと容量upになりますが、逆の場合はダウンになるので選ぶ際は注意しましょう。
ラチェットハンドル+ソケット
今回使用する工具です。
基本的使用するものはラチェットハンドル+ソケット。
ソケットのサイズは10㎜と12㎜になります。
もしくは工具セットで揃えておくのもおすすめです。
【取り外し編】バッテリーのマイナスを外す
まず初めに、ショート防止のために
バッテリーのマイナスを外しましょう。
私の車の場合はバッテリーの移設を行っているので、位置とケースが違いますがやり方は同じです。
詳しくはバッテリー交換の方法を参考にしてみてください。
カバーを外す
マイナス端子を外す事ができたらエンジンルームに行き、手前のカバー(赤〇)を外しましょう。
カバーはオルタネーターの上にあるのですぐにわかります。
カバーは10㎜のソケットを使用して外す
事ができます。
外すときは反時計回りに。
ボルトを外すとカバーが抜けるので、
右側に移動させましょう。
オルタネーターの端子とボルトを外す
続いてオルタネーターの端子⇒ボルトの順で外していきます。
※端子を外しておかないと取り外しができない為。
ボルトは赤いカバーを外すと見えます。
ボルトが見えたら12㎜のソケットを使って外しましょう。
この時、間違ってもラチェットが当たるようなことは避けましょう。ボルト側はオルタネーターのプラス。工具はマイナスになってしまうので当たるとショートします。
オルタネーター本体のボルトを外す
ここではオルタネーター本体を固定しているボルトを外します。
オルタネーター本体のボルトは赤〇2本を12㎜のソケットを使い外します。
ボルトを外す事でベルトが緩みます。
ベルトをずらしオルタネーターを
外していきます。
リビルト品のオルタネーターを準備
外す事ができたらリビルト品の
オルタネーターを準備しましょう。
今回使うのは品番【23700AA540】のGDB F型/G型用。
90Aのオルタネーターを使用します。
リビルト品と取り換えて完了
あとは取り外した時と逆の手順で取り付けるだけ。
ここでの注意点としては、ベルトを取り付ける際にテンション(引っ張る力)をかけながらやる事を心掛けましょう!
掛けないまま取り付けてしまうと…
問題なくできれば作業は終了となります。
お疲れ様でした。
ここまでやって大体15分程度。慣れていない方でも30分ほどあれば出来ます。
手順通りにやればさほど難しくはないので、
これからの参考にしてみてください。
交換後にやっておく事
作業自体はこれで完了となりますが…
ここからは交換後にやっておく事。
後々のトラブルを事前に回避するために防ぐ内容をお伝えしていきます。
エンジンの始動確認やエンジンのかかり具合を確認しよう
まず初めにエンジンを始動させてみましょう。
キーを回しエンジンを始動させた時に、
無事にかかれば問題ありません。
また、エンジンを始動させたときの
かかり具合を確認します。
新品やリビルト品の場合交換した当初は
かかりが悪いかもしれませんが…
落ち着いてくるとかかりはよくなります。
アイドリングで10分程様子を見る
オルタネーターは発電機としての役割があるので、
もし10分以上経過した時に、エンジンが止まってしまう場合はオルタネーター以外に原因がある。
もしくはオルタネーター本体に不良がある
場合があります。
交換後に点検もしておくことである
程度の状態もわかるので交換=終了。
ではなく、必ず異常が起きないかどうかを見ておきましょう。
記事のまとめ
以上、インプレッサGDB-F/G型オルタネーターの交換方法について紹介させていただきました。
オルタネーターは、発電機の役割がある事から
電気の供給を主に行っています。
本来は交換時期もしくは故障する前に
交換する事で症状なくカーライフを送れています。
ですが交換を怠ってしまうと、
②アクセルを踏んでも加速感がなくなる
③エンジンストールの症状が出る
③つの症状が起こってしまいます。
そのため、そうならないように是非今回の記事を参考に早めの交換を心掛けてください!